岐阜県中津川市の食肉加工工場のお客様から、工場に30年以上前に掘った井戸があるのですが浄水器をつけることによって井戸水が使えるようになるかみてほしいというご依頼を受けて、調査にいってきました。ソブがでるので掘ってすぐ使うのをやめてしまったとのことでした。もう一つご自宅の井戸も水質検査で大腸菌と、一般細菌で飲料不適用とされてしまったのでみてほしいとのことでした。

まず、工場の井戸（上側写真）は、ポンプも外されて長い間使われていない状態でしたので、井戸水がしみでてくる地層がめづまりしている状態になって現在溜まっている水は、本来の地下水ではないと思われるので、1週間ほどお手持ちの水中ポンプで汲み上げて新しい地下水を引っ張ってから、一度公共の水質検査（特に食品加工工場なので）を受けていただけませんかと申し上げました。その時にもう一度お伺いさせていただくことになりました。今回の簡易測定の結果は、硬度45でした。水の不純度は、少し高めでした。

もう一つのご自宅の井戸（下側写真）は、裏山に掘られた掘り抜き井戸でした。場所は、工場から近いのですがぜんぜん水質が違いました。こちらは、とてもいい水で、硬度がほぼ"ゼロ”の超軟水で、かなけ臭さもなく、飲料水の純度としては、ゴミと菌類を除去すれば非常に純度の高い井戸水でした。井戸の場所と状態から、木の葉っぱが入りこんでしまいやすいのでこれをもう少し改善していただいた上で、当社のろ過装置をつければ比較的安価でランニングコストも安定的に安く、家中の水（お風呂、キッチン、手洗い）がとてもきれいでおいしい水になります。お父様のためにも昔井戸水を使っていた暮らしをもう一度再現してみたいとおっしゃられていました。お力になれればと思います。