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【JIMOTOPICS】十五社神社@山県市

岐阜県山県市の静かな森の中に、悠久の時を超えて佇む神社があります。
神聖な空気に包まれた十五社神社を訪れました。

十五社神社の創建は天長3年(826年)。
雷鳴と雹が轟く中、天之常立尊をはじめとする15座20柱の神々がこの地に降臨し
「社を建てて国を守れ」と告げたという伝承が残っているそうです。
その後、室町時代には美濃守護・土岐氏が氏神として崇敬。
江戸時代には徳川綱吉公の命により本殿が改築され、現在もその姿を残しています。

その本殿は県指定重要文化財にも指定され
桧皮葺きの屋根に軒や板戸にはきれいな彫刻が施された荘厳な社殿は必見です。
また、土岐氏が奉納した笏谷石製狛犬(しゃくだにいしせいこまいぬ)は
市重要文化財に指定されています。一般非公開なのが残念です。
同じく市重要文化財に指定されている逸見杉にも注目です。
樹齢約800年、目通り5.2mの巨木は、承久の乱の功績でこの地を治めた
逸見氏の手植えと伝えられています。

「岐阜県夏詣巡り(※)」にも参画しており、期間限定の御朱印が用意されています。
期間は令和7年7月1日から8月31日までだったので、購入させていただきました。

夏休みのお出かけ候補としていかがでしょうか。
散策の様子をダイジェストにまとめましたのでこちらもぜひご覧ください。

※夏詣とは
初詣のように7月1日以降に神社仏閣を参拝し、
前半年の無事を感謝し、後半年の平穏を祈る日本の風習。
平成26年(2014)に、浅草神社が提唱した「ニッポンの新しい習慣づくり」を
テーマにした取り組みだそうです。2025年は全23社が参画。